静岡県伊豆市にある修善寺温泉の老舗旅館「新井旅館」の一部施設が商業施設として生まれ変わります。

「新井旅館」は敷地内の15もの建物が文化財登録されているという由緒正しき旅館で、伊豆修善寺温泉の中心部に位置しています。
今回改装されるのは「甘泉楼」の一階部分。元々は1924年に建設された木造2階建ての建物で、2階に大広間があり、1階部分は温泉プールになっていました。大広間では横山大観の渡欧壮行会や高浜虚子の伊豆大句会が開催されたこともあります。

そんな歴史ある建物の雰囲気を損なわず改修し、1階をテナント部分として土産物店など3つの地元店舗が入り、敷地内に温泉やぐらと手湯も設けられることになりました。敷地内に幅2メートルの歩道を設け、一般に開放することによって、狭い路地の安全確保にも一役買っています。

オープンは2013年11月22日。