長野県下高井郡野沢温泉村の「野沢温泉アリーナ」のプール跡地を2013年内に改修し、露天風呂と雪室の建設が進められています。
野沢アリーナイメージ図

「野沢温泉アリーナ」は2008年にプール棟の柱が一部腐食していた問題で解体されることになった施設です。
野沢温泉村では露天風呂を建設するとともに、新エネルギーの導入という観点から、雪室の建設を決めたそうです。

雪を300トンも貯めておける巨大な雪室を作って、その中に雪を保管することにより、その雪を利用して夏場の冷房のエネルギーに変えるというものです。
エネルギーとして利用するだけではなく、下げた室温で食料などを保存しておける冷蔵倉庫も設ける計画です。
雪を効果的に利用した画期的な手段です。CO2の削減にも効果的なのだとか。

 

2013年内に整備を完了させて、2014年度からの運用になるそうです。

 

 

余談ですが
雪をエネルギーとして利用することを、雪氷熱利用といって、この利用に詳しいのが長野県と同じく豪雪地帯の新潟県上越市に本部を置いている「雪だるま財団」です。
名称はかわいいですが、ホームページには「雪とは?」とか「雪ライフ」など興味深い読み物が多く、お役立ちのサイトになっています。

 

 

「野沢温泉アリーナ」は現在名称を公募で検討中です。
新名称を含め、具体的なことがわかりましたら追記していきます。

【関連サイト】

公益法人雪だるま財団(雪室の説明もあり)